バイロイト音楽祭2019 Die Bayreuther Festspiele
チケット情報
定価チケットのオンライン発売は、バイロイト音楽祭の公式サイトにて、3月頃に行われる予定ですが、タンホイザー、ローエングリンなど新プログラムは、ほぼ完売で入手が難しいです。
バイロイト音楽祭の歴史的背景について
バイロイト音楽祭とは、ワーグナー自身が、自身の「ニーベルンゲンの指環」という、超大作オペラ(いわゆる、リング・チクルス)を上演するために、自ら創設した音楽祭 です。 よって、この音楽祭は、ワーグナーのオペラ作品しか、上演されません。会場は、バイロイト祝祭劇場ですが、この劇場は、ワーグナー自身が、自分のオペラ作品を最高の状態で上演するために、自らが音響設計したもの で、この音響は、何とも筆舌に尽くしがたい、魅惑的なサウンド なのです。
「どうして、あんな風に、天井から音が降ってくるのか、摩訶不思議現象としか、言いようがない・・・。」
このように、バイロイト音楽祭とは、
世界で、たった一つ、ワーグナーが追求した、史上最高の環境で、ワーグナーのオペラが、再現できる音楽祭 なのです。
この音楽祭の芸術総監督(=支配人)は、代々、ワーグナーの子孫が引き継ぐ、世襲制 です。昔からの長い伝統で、会員以外の人は、チケットの入手が、一切、許されておりませんでした。
一般参加が許されない、厳重なる、会員限定の音楽祭 として、世界中で、知られています。
じゃあ、会員になればいいじゃないかと、お思いかもしれませんが、バイロイト音楽祭の正会員になるためには、長年、ひたすら、抽選に応募し続け(=噂では、10年以上、もしくは、死ぬまでに、会員になれたら本望と言うレベル・・・)音楽祭事務局に、熱意を評価さないと、会員には、選ばれない という、非常に忍耐力と根性、運が必要なチケット なのでした。
しかも、晴れて、正会員になれたとしても、毎年、寄付金を払い続けなくてはなりません。更に、会員の権利をはく奪されないために、毎夏、ワーグナーに誓って、必死に、バイロイト詣でを、し続けなければなりません。しかも、寄付金まで支払って、やっと、割り当てられのに、日時の都合が合わず、参加できそうにないとなると、
これは、忌々しき一大事です!
せっかく、長年、応募し続けて、やっと正会員になれたのに、そのチケットをキャンセルしたいなどと、無礼なことをすれば、きっと、事務局から、ワーグナーやバイロイト音楽祭に対する、忠誠心や情熱を疑われ、翌年以降、もうお座席が回ってこないかもしれない・・・、と恐怖に苛まれます。そして、チケットの請求書の支払い期限まで、いったい、どうしたものかと、真剣に悩まなくてはならない・・・。(巷の噂レベルも含まれているかもしれませんが・・・。)
いわば、それぐらい、極めて制限的で、限られた者しか手にできない、ウルトラ級レア・チケット なのです。
このように、超人的に、敷居が高く、門戸が狭い音楽祭でしたから、クラシックファンなら誰しも、「一生に一度は、バイロイト音楽祭に行ってみたい・・・」と夢に見ていました。バイロイト音楽祭とは、そういう特殊な音楽祭です。
その上、過去には、色々な恐ろしい事件もあり、知る人ぞ知る話では、バイロイト音楽祭のチケットは、すべて会員の記名式で、もともと、会員しか参加が許されていない特殊な音楽祭のため、厳重な本人確認 があった時代もございます。 ひと昔前は、上演中に、事務局が、パスポートを預かり、逐一、本人確認チェックされ、規則に反して、不正に参加していた者は、ドイツの警察に捕えられしまった・・・ などという事件もあり、ただでさえ、一般の人には、物理的にも、会員になるためのハードルがあったのに、そのようなエピソードが飛び交ったせいで、闇チケットの恐怖というのは拭い切れず、精神的にも、ハードルが高い音楽祭となってしまいました。
ところが、数年前に、総監督が代わり、すっかり、時代は、変わりました。それでも、チケットを買うには、やはり、長年の応募と、寄付金が必須 で、名目上は、変わらず、会員限定ですが、次第に、個人譲渡された、異なる名義のチケットでも、入れるようになり、以前のような厳しい追及を受けることは、なくなっていきました。
そして、最近、さらに、時代は、変革の時期を遂げました。。
なんと、非会員にでも、オンラインで、チケットを買うチャンスが到来したのです!
近年、バイロイト音楽祭の公式サイトでは、不定期ですが、定価チケットのオンライン発売が、試験的に(?)始まり、長年応募し続けて、抽選に当たらなくても、高い寄付金を払わなくても、誰でも、残席さえあれば、すぐにチケットが買えるという、画期的な、まさに、革命が起きたのです。こんな風に、だいぶ、時代の変遷とともに、門戸が少しずつ、開かれていき、今では、本人チェックなど、まったくなく、ちょっと頑張れば、手が届く音楽祭に一変しました。
ですが、他の音楽祭などのように、いつでもウェルカムで、一般発売日が決まっていて、オンラインのチケットが、潤沢に用意される訳ではなく、やはり、長年応募された人々や、寄付金を払い続けた会員の方々が、最優先 で、余った、僅かなチケットが、不定期発売されるのです。しかも、突然、公式サイトで、発売告知があるので、その貴重なタイミングを逃すと、やはり、昔同様、超入手困難な、敷居が高い、レア・チケット に戻ってしまうのです。
例年なら、年明けには、定価のオンライン・チケットの販売があると思うのですが、そんな狭き門戸だった、長い伝統の歴史がありますので、非常に、競争率が高い手配となります。世界中のワグネリアン(=熱狂的なワーグナー愛好家)が、こぞって、入手を試みますので、ウェイティングルームで、長い長い間、待たされます。しかも、座席表などから、好きな席を事由に選ぶのではなく、日程を選ぶと、お座席は、自動的に、幾つか割り当てられ、買うか買わないか決めるだけです。そのため、いったい、あとどれくらいの残席があるのか、非常に、見えにくく、まだまだ、謎が多い予約システムです。
私もしばらく、同行を見守っておりましたが、何となく、流れがわかってきましたので、2018年の音楽祭からは、バイロイト音楽祭の定価手配の受付を開始します。但し、一般発売が、本当にあるかどうかも含めて、何の目途も立たないチケットのため、とりあえず、しばらくは、日時とカテゴリー、手配期限を定めていただき、入荷待ちのウェイティング・スタートとなります。
こんな厳しい状況の中でも、ムジーク・ライゼンは、公式にオンライン発売が開始される前の、2011年に、チケットを売ってくださるコネクションを、自ら開拓し、これまで、6年に渡り、個人譲渡のチケットを、プレミア価格で、手配してきした。いわゆる、ブローカー経由の闇チケットで、バイロイトの会員などが、行けなくなったチケットを、どこかの代理店で買取り、色々巡り巡って、ムジーク・ライゼンまでたどり着きます。よって、ニューイヤーコンサートのように、定価の3倍ぐらい しますが、上記のような歴史的背景をご理解いただき、「バイロイト音楽祭というのは、そういうものだ・・・」と、ご理解いただいた上で、ご依頼ください。
手配できるだけで奇跡的な、大変、貴重なチケットです。
オンライン発売日が決まりましたら、ご案内いたしますが、やはり、対象公演や、残席には、限りがあるようで、このタイミングを逸してしまうと、高額プレミアチケットでの手配となります。カウンセリングにより、ベストな方法をお選びしますので、バイロイト音楽祭に、行ってみたい!と、切望されるお客様は、是非、その旨、ご相談ください。
手配手数料
定価及び、プレミアにかかわらず
一律、特別手配手数料B; 1枚10,000円
定価のチケット料金
以下、座席表を参考にしてください。
プログラム | タンホイザー | それ以外の プログラム |
|
---|---|---|---|
初日(7/25) | その他日程 | ||
カテゴリー 1 | 416EUR | 384EUR | 320EUR |
カテゴリー 2 | 377EUR | 348EUR | 290EUR |
カテゴリー 3 | 338EUR | 312EUR | 260EUR |
カテゴリー 4 | 299EUR | 276EUR | 230EUR |
カテゴリー 5 | 260EUR | 240EUR | 200EUR |
カテゴリー 6 | 208EUR | 192EUR | 160EUR |
カテゴリー 7 | 156EUR | 144EUR | 120EUR |
カテゴリー 8 | 104EUR | 96EUR | 80EUR |
カテゴリー 9 | 52EUR | 48EUR | 40EUR |
カテゴリー T | 26EUR | 24EUR | 20EUR |
カテゴリー H | 13EUR | 12EUR | 10EUR |
定価チケットは、PDFのEチケット(記名式・入場時パスポート必須)となります。
定価チケット手配の注意事項
- 正規の定価チケットは、他のチケットのように、手配前提でのご予約は承れません。上記のような理由で、オンライン発売があるかどうかもわからず、たとえあっても、本当に、僅かなチャンスしかございませんので、お座席のリクエストなどを叶える猶予は、一切ございません。その点を、ご留意いただき、入荷待ちのリストに、ご予約を入れてください。
- このように不透明な手配となりますので、通常の自己都合キャンセル料(=1枚につき、1000円)は、申し受けませんが、ご自身でも手配される方、他で重複手配予定のお客様は、恐れ入りますが、ご予約をお控えください。
- お座席、カテゴリーのご希望は、すべてリクエスト対応であり、確約いたしかねます・・・、というより、このチケットは、もともと、座席を選べるような代物ではないので、買取り希望のエリアを、事前に、お知らせ頂き、一般に発売開始されたら、条件内のチケットを、入手最優先で、手配するということになります。
- 発売日がいつになるのか、本当に、発売されるのか、誰にもわかりません。辛抱強くお待ちいただき、どんなチケットでも、一度、バイロイト音楽祭に行ってみたい・・・という、前向きなお客様限定のサービスです。
敢え無く、一般発売で、定価チケットが手配できなかったお客様は、以下の代理店プレミアチケットを、ご検討ください。
代理店プレミア込チケット料金
以下料金であれば、平土間席、ボックス席、バルコニー席のいずれかを、即日確約します。
プログラム | プレミア料金 |
---|---|
※オプション 平土間:A1-A4確約 |
1枚につき +250EUR |
タンホイザー (音楽祭初日:7/25) |
時価 |
タンホイザー | 1,180EUR |
ローエングリン | |
マイスタージンガー | 1,080EUR |
パルジファル | |
トリスタンとイゾルデ | 980EUR |
代理店プレミアチケットの注意事項
- 基本的に、お客様から、お問い合わせ、お申し込みがありましたら、現地へリクエストして、手配可能なカテゴリーを、ご提案しますので、その際に、お買い取りになるかどうか、ご決断ください。
- 現地から、カテゴリーの提案があり、お客様が、購入意志を表明され、カテゴリー×枚数の確約回答(お座席未定)が出ましたら、購入必須です。一切、キャンセル不可となり、チケット料金の支払い義務が発生します。(支払期限は、別途ご案内します)
- オプションをつけなくても、運が良ければ、平土間席前方(A1~4) が取れる場合もございますが、お座席番号が確約するのは、6月以降 です。
- オプションをつけない場合は、平土間席とは限らず、バルコン、ボックス席になる場合もございます。
- これまでの経験では、ほぼ、平土間席Aや、Bの後方で、稀に、ボックス席という傾向ですが、入手が難しい場合は、同じプレミア価格でも、券面価格の低いランクのチケットとなるリスク がございます。
- 夏まで、時間的な余裕がある場合は、希望に近いお席が入荷するまで、条件を定めて、ウェイティングをすることが可能です。
- 同様に、「上記料金では、高すぎる・・・」というお客様は、600EUR、できれば、800EURぐらいのご予算で、入荷待ちのウェイティング をすれば、少しはお求め安いチケットが手配できる場合がございます。但し、安いチケットは、公演直前にならないと、確約できませんので、7月以降、できれば、公演直前まで、お待ちいただくしかございません。
- ウェイティング時のチケット料金のキャンセル・チャージは、ケース・バイ・ケースです。その都度、確認が必須ですが、ご希望に添うお席が入荷した場合は、当然、お買取りいただけるものとして、手配を承っております。安易な気持ちでのウェイティングは、お控えください。
- 1枚単位のチケットは、非常に入手が難しいです。確約回答が出るのも時間がかかり、しかも、お座席が決まるのは、ご出発直前となる可能性が濃厚です。それでも、諦めずに、辛抱強くお待ちいただければ、これまでは、すべて取れています。
- その理由は、チケットはすべてペア単位 のため、どなたか1枚で希望される方が、現れない限り、お座席が、確定しないのです。2枚のペアチケットを、バラにして売ると、1枚残ってしまうため、新たなお客様へ、連席必須では、売れなくなります。よって、現地では。効率よくチケットを割り当てていくため、1枚席のお座席割り当ては、ギリギリまで、粘られます。
- 最終的に、お座席がない・・・ということは、絶対にございませんので、ご安心ください。
代理店プレミアチケットのお支払いについて
- 代理店プレミアチケットは、海外送金による、一括、現金払い となり、カード決済は、一切不可 です。
- ムジーク・ライゼンが、他のお客様分と合わせて、事前に、海外送金をして、チケット料金の決済を代行いたします。ご出発まで、3週間を切った場合、海外にご在住の場合は、現地の窓口にて、直接、EURの現金で、お支払い頂くことも可能です。トラベラーズチェックや、カード決済は、現地でも、不可です。詳しくは、お問い合わせください。
- 海外送金は、ゆうちょ銀行から、ムジーク・ライゼンがいたしますが、チケット料金と、弊社手配手数料以外に、ゆうちょ銀行の海外送金手数料;別途2500円、ドイツの銀行間の送金手数料;別途5EUR、自宅配送が間に合う方は、簡易書留送料500円 の上乗せ価格で、送金時の為替レートに応じた、日本円金額による、銀行振込でのご請求 となります(銀行振込追加手数料は、かかりません)。
カード支払いは、一切不可です。 - 1組分の送金の場合は、恐れ入りますが、すべての手数料をご負担いただきますが、他のお客様と合算で、一括送金する場合は、送金手数料は、人数割いたしますので、安くなります。
- 通常、請求書の支払期限は、3月頃のため、他のオーダーが、揃うまで、しばらく送金を待っておりますが、いち早く、支払いを終えたいという方は、お申し出ください。
- 事前に、海外送金済みのチケットは、6月以降、弊社宛に、チケットが届きますので、6月下旬頃に、簡易書留にて、ご自宅配送を承ります。
- 支払いは終えているが、配送のみが間に合わない場合は、バイロイト市内のホテルへ、チェックインに合わせて、無料で、デリバリーいたします。
- 日本からの海外送金が間に合わない場合は、現地での支払い、お受け取りも可能です。詳しくは、お問い合わせください。
チケットのお受け取り方法
事前に海外送金をしていて、代理店にチケットが届くまでに、3週間あれば、簡易書留による、自宅配送が可能です。
近年、バイロイト音楽祭の近代化により、Eチケットが導入されているため、お渡しするのは、オリジナルの紙チケットではなく、A4に印刷された、Eチケットの場合もございます。Eチケットの場合は、お客様のお名前を記名しますので、ご入場の際は、パスポートが必須です。紙チケットは本人確認がないため、欧米人の売主様のお名前入りです。
Eチケットは、誰でも再印刷できるので、ご心配かとお察しいたしますが、印刷版チケットの場合は、代理店の入手元では、買取りの際に、売主の方との間に、重複譲渡をしない旨の誓約書を、書いてもらっており、損害は補償されます。ムジーク・ライゼンのお客様だけでなく、現地の代理店でも、これまでに、そのようなトラブルは、一切ございませんので、その点は、ご安心ください。
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